ヘルシーライフへのご招待と展望
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心的外傷 図(No.7)
○心的外傷 図についての解説○それでは心的外傷 図についてくわしく見ていきましょう。心的外傷 図に関する基本的なことがはっきりしてくると思います。
受験や仕事での失敗や、失恋、死別など、誰にでも起こりうるショックな出来事。このような「心の傷」は、「心的外傷」または「トラウマ」と呼ばれています。<PTSD(心的外傷後ストレス障害)の主要3症状>1)再体験原因となった外傷的な体験が、意図しないのに繰り返し思い出されたり、夢に登場したりする2)回避体験を思い出すような状況や場面を、意識的あるいは無意識的に避け続けるという症状、およびや感覚などの反応性の麻痺という症状を指す3)過覚醒交感神経系の亢進状態が続いていることで、不眠やイライラなどが症状として見られるアメリカ精神医学会の診断マニュアル第4版(DSM-IV)では、再体験(B項目)が5項目中1つ以上、回避(C項目)が7項目中3つ以上、過覚醒(D項目)が5項目中2つ以上、揃っていることが診断のために必要です。PTSDでは、その種の出来事に対して、恐怖、無力感、戦慄などの強い感情的反応を伴い、長い年月を経た後にも、このようなストレスに対応するような特徴的な症状が見られます。心的外傷後ストレス障害 【しんてきがいしょうごすとれすしょうがい】 (post-traumatic stress disorder PTSD) 心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、自分や他人が生命の危険にさらされるなど、重大な危機を経験(心的外傷体験)したのちに、悪夢、フラッシュバック、感情の鈍麻、うつなどの症状が表れることをいう。心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、人間なら誰でもかかり得るものです。
生命が脅かされるほどの危険や重大なけがを体験すると、いつまでもその影響が消えないことがあります。それには、「何らかの身体的負傷や暴行、あるいはその脅威にさらされたことが関連している」のです。しかし、いきなり心的外傷のもとになっているトラウマ体験に直面する、という方法では、逆に症状が悪くなる例もあるため、治療者と相談しながら行う必要があります。EMDRは、問題の記憶場面を思い浮かべながらリズミカルに目を動かすという方法で、外傷的記憶を処理するという効果があります。他人からの批判や攻撃に弱い、繊細で傷つきやすい心の持ち主の場合には、先生や上司に皆の前で大声で怒鳴りつけられたりしただけでトラウマになる事もありますし、友人や恋人から少し性格の難点を指摘されただけで、自分の全てを否定されたと受け取ってしまってトラウマになる事があります。外傷的体験とは、人の対処能力を超えた圧倒的な体験で、その人の心に強い衝撃を与え、その心の働きに永続的、不可逆的な変化を起こすような体験を意味します。
フラッシュバックがPTSDの疾患による現象だと認識し、その症状に悩んでいるのは自分だけではなく、またそれが特殊なことでもないということを知ることで、孤独感が軽減する。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の場合は,一刻も早い介入・治療が必要です.PTSDとは,何か脅威的なあるいは破局的な出来事を経験した後,長く続く心身の病的反応で,その出来事の再体験(そのことをありありと思い出すフラッシュバックや苦痛を伴う悪夢)が特徴的です.通常はショックな出来事を体験しても時間の経過とともに心身の反応は落ち着き記憶は薄れていきますが,あまりにもショックが大きすぎる時や個人のストレスに対する過敏性が強い時,また小児のように自我が未発達な段階では,大きな障害を残すことがあります.PTSDの治療は,症状自体は「異常な出来事に対する正常な反応」のため,多くの人はショックな出来事を経験しても時間経過とともに心身の安定を取り戻していきますが,大きな心身の障害を残す場合には治療が必要となります.つまり,このPTSDの「T」=トラウマです.治療法は,薬物療法と心理療法が一般的です.不安・過敏症状・睡眠障害には抗不安薬,抑うつ症状には抗うつ薬などを服用します.また,心理療法としては、支持(サポート)的な心理療法(カウンセリング)が中心です.この時,グループワークを活用すると効果的です.グループワークの原則をもう一度思い出してください.また,恐怖体験の言語化と不安反応のコントロールをめざした行動療法などもあります.この恐怖体験の言語化は,やはりグループワークで共感し,支持することが重要です.つまり,「あたな一人だけが抱えなければいけない,特別な問題では無いということ」を意識化することが重要です.以上のことから,ソーシャルワークの技術・知識では,グループワークや,危機介入アプローチ,ソーシャルサポートなどを活用することが出来ます.そして,このPTSDに対する介入も時間が経ってからでは遅いのでは遅いので,今すぐやる必要があります.というか,もう既に遅いくらいです.阪神(はんしん)・淡路大震災(あわじだいしんさい)の後、心的外傷後ストレス障害ということばがよく知られるようになりました。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状PTSDの大きな特徴は、過去のトラウマ体験が現在も続いているかのように、心理的に不安定になってしまうこと。その体験は、戦争からレイプ、自動車事故までさまざまです。日本でも、阪神淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件などの被害者にPTSDが多数発症して、そのことによって、日本でもPTSDという精神疾患名が一躍、人口に膾炙するところとなりました。本来トラウマは、心的外傷つまり、心の傷の事で、その原因となる体験ではありませんが、日本ではマスコミなどによる誤用が定着しつつあり、心の外傷をおこすような体験(外傷的体験、トラウマ体験、traumatic events)のほうをトラウマと呼ぶようになってきました。
心的外傷後ストレス障害は、耐えがたい心の傷となる出来事に直面することによって引き起こされる不安障害で、後になってから、そのときの出来事を繰り返し再体験します。つまり、繰り返し思い出したり、その思い出を話したりすることで、その体験を消化し、既存の認知的枠組みに取り込むことに成功します。しかし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になるような体験はその人の認知的枠組みに組み込まれることなく、どれだけ時間が経過したも過去の思い出とはならないのです。たとえば、患者はその外傷的体験を反復的、侵入的に再体験(フラッシュバック)したり、外傷的体験が再演される悪夢を見たり、実際にその出来事を今現在体験しているかのように行動したりします。心的外傷後ストレス障害では、心の傷となった出来事の情景が悪夢やフラッシュバックという形で繰り返し脳裏によみがえります。神経過敏から、イライラ感や怒りが爆発したり、些細な事で極端に驚いてしまう(驚愕反応)などの症状がみられます。
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